Nao Kitamura

Nao Kitamura

Yohaku NO.40

土絵具、銀箔、膠、麻紙、木製パネル　（72.7 × 50 cm　2025）

Yohaku NO.32

インド藍、膠、麻紙、木製パネル　( 41 × 24.2cm 2025)

Yohaku NO.36

墨、麻紙、木製パネル　(53 × 45.5 cm 2025)

作品全体の説明

銀箔が静かに酸化していく様子は、時間の経過とともに変わりゆく存在の儚さと、自然の不変なリズムを象徴しています。あらがうことのない時間の流れと、すべてが移ろいゆく感覚は、東洋的な「諸行無常」や「侘び寂び」の感性を喚起します。

余白は決して空虚ではなく意図的に残された空間であり、観る者に想像の余地を与えます。無常の中に宿る儚さがその存在感をいっそう際立たせ、滲みの中に現れる偶然性の瞬間、そして余白の永遠が交錯する一瞬を切り取ったかのようです。

時間という不可視の存在を可視化することで、私たちの日常の中にある「存在」や「変化」そのものを受け入れる意識をあらためて再認識する試みです。

　Nao Kitamura

5歳の時に書道の練習を始め、数々の名門賞を受賞しています。古典的な技法を基盤とし、日本紙、墨墨、銀箔、金箔などの素材を用いて抽象的な表現を追求し、独自の視点から文化史を再検討しています

個展2023
「Nao Kitamura個展」TRUNK(HOTEL) ROOM101/東京渋谷

グループ展
2025
「余白のあと展」福岡三越岩田屋三越美術画廊/福岡天神
「大美特別展」大阪美術倶楽部/大阪今橋
2024
「THE HAPPY NEW YEAR 2024」+アートギャラリー東急プラザ渋谷/東京渋谷
「Imperial Hotel Plazaでの合同展」ギャラリー H&T 帝国ホテルプラザ/東京日比谷
「垂直+水平展2024春」ミリコレクション/東京白金
「垂直+水平展 2024 Autumn」ミリコレクション/東京白金
「明宗書篆主題展」明宗書法芸術館陳明徳/台湾高雄
2023
「0展」+ART GALLERY 渋谷スクランブルスクエア/東京渋谷
「第34回郁文社書道展」セントラルミュージアム銀座/東京銀座
「0展」名古屋栄三越美術画廊/愛知名古屋
「グラフィックアート展」レクト・ヴェルソ・ギャラリー/東京日本橋
「第85回謙慎書道会展」東京都美術館/東京上野
「第51回日本の書展」国立新美術館/東京六本木
「0展」FLORE Artist Gallery/兵庫神戸
2022
「第84回謙慎書道会展」東京都美術館/東京上野
「第50回日本の書展」国立新美術館/東京六本木
「0展」ギャラリーコンセプト21/東京表参道
「第38回読売書法展」東京都美術館/東京上野
「第9回日展」国立新美術館/東京六本木
「第3回才幹書展」銀座大黒屋ギャラリー/東京銀座
2021
「第83回謙慎書道会展」東京都美術館/東京上野
「第49回日本の書展」国立新美術館/東京六本木
「第37回読売書法展」国立新美術館/東京六本木
「第2回才幹書展」銀座大黒屋ギャラリー/東京銀座
2020
「第47回日本の書展」国立新美術館/東京六本木
「第2回才幹書展」銀座大黒屋ギャラリー/東京銀座
2019
「第81回謙慎書道会展」東京都美術館/東京上野
2018
「第80回謙慎書道会展」東京都美術館/東京上野

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